借り換えの取り扱い
1. 借り換えの申し込みと送金額
すでに貸付けを受けて償還途中の人が、任意償還せずに同一種類の貸付けを申し込む場合は、借り換えとなります。
貸付申込書の右上にある貸付区分欄は「借換」を○で囲んでください。
この場合、当該貸付けの未償還元利金(元金残と経過利息)を、新たな貸付申込金額から控除して送金します。
事例
2年前に教育貸付を200万円借り入れた(貸付利率1.26%)。毎月定期償還を続けているが、令和3年3月定期償還(期別第24期)後の未償還元利金(貸付残高)が161万9,904円残っている。
しかし、子どもの進学に伴い、学費として新たに100万円の経費が必要になったため、借り換えで令和3年4月2日送金の貸付けを申し込みたい。
この場合の申込金額及び貸付送金額はいくらか。
貸付申込額の算出方法(貸付利率1.26%)
- 今回の必要経費:1,000,000円
- 貸付日前月(令和3年3月分)の定期償還後の未償還元利金:1,619,904円
- 未償還元利金+必要経費:1,619,904円+1,000,000円=2,619,904円
- 貸付申込金額:2,619,904≒2,600,000円(注釈1)
- 貸付送金額:2,600,000円‐1,619,904円=980,096円(注釈2)
- (注釈1)
- 申込金額は、償還早見表に即した貸付設定額(申込金額の刻み)となるため、必要経費以下で最も近い金額の2,600,000円となります。
- (注釈2)
- 貸付送金額は、未償還元利金を引いた980,096円となります。
2. 22日送金で借り換えたときの償還
22日送金で借り換えた場合の初回の定期償還は、送金した月から発生します。このため、借り換え前の貸付金にかかる最後の定期償還と、借り換え後の貸付金に対する第1回目の定期償還金が同一月内に生じます。
22日送金の第1回目の償還については、決定通知書に同封される、個別の払込取扱票での償還となります。毎月の定期償還とは別に、学校法人等が、個別の払込取扱票で償還期限日(送金日の翌月6日)までに私学事業団へ払い込んでください。毎月の定期償還を口座振替により払い込んでいる場合も、22日送金の第1回目の償還は払込取扱票で払い込んでください。
償還期限日が土曜・日曜又は休日など金融機関の非営業日にあたる場合は、翌営業日までに払い込めば、償還期限日までに払い込まれたものとみなします。