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2009年に発生した新型インフルエンザは、またたく間に世界中に感染が拡大しWHOは6月に世界的大流行を示すフェーズ6を宣言しました。日本では8月の真夏に患者が急増し全国的に流行していることが国立感染症研究所のまとめでわかり、厚生労働省は「本格的な流行がすでに始まった」という認識を示しました。そのさなか、新型インフルエンザに罹患した患者の死亡が連日報道され、慢性病などのハイリスク者への予防対策と医療体制の整備が急がれています。更に秋に向けて爆発的な流行が懸念され「新型インフルエンザをもらわない、うつさない」ためには、ひとり一人が予防対策について理解し実行することが重要です。 主な症状と経過突然の高熱、悪寒、頭痛、上気道症状(咽頭痛、咳、鼻汁)、筋肉痛、関節痛、倦怠感などが報告されています。季節性インフルエンザと比べて、消化器症状(嘔吐、下痢)、結膜炎をきたす人が若干報告されています。 感染経路通常のインフルエンザと同様で、咳やくしゃみとともに放出されたウイルスを周囲の人が吸い込むことによって感染する「飛沫感染」と、ウイルスが付着した物に触れた後に目や鼻、口などに触れることで、粘膜・結膜などを通じて感染する「接触感染」が考えられています。 予防対策<新型インフルエンザ予防のための5か条(PDF形式:519KB)> 手洗いやうがいをしっかり行うことで、体内へのウイルス侵入を防ぐことができます。特に手洗いは、石鹸で15秒以上かけて行い、洗った後は清潔なタオル等で水を十分に拭き取りましょう。手洗いは食事の前や帰宅後だけでなく、可能な限り頻回に行って下さい。 咳やくしゃみのある時には必ずマスクをつけて、また人ごみの中に行くときもマスクをつけると効果的です。そして、咳やくしゃみの際はハンカチやティッシュ等で口元を覆う「咳エチケット」は、周囲に感染させない重要な予防対策です。 糖尿病や循環器、呼吸器疾患、悪性腫瘍などで治療を受けている人、また幼い子供や妊婦の方などは免疫機能が低下しやすく感染症にかかりやすいので、特に注意が必要です。しかし、直ちに重症化するわけではありません。ハイリスクの人は、日常から健康状態をチェックし、感染症が流行しているところや人混みには不必要に出かけない、高熱や咳など新型インフルエンザが疑われる症状が出た場合は、主治医と相談して早期に対応できるように備えておくことが大切です。 かかりつけ医がいない場合など、受診医療機関がわからない方は、都道府県や保健所が設置している新型インフルエンザの相談窓口で相談して下さい。 今、私たちにとって大事なことは、過度に怖がらず季節性インフルエンザに準じた対応を落ち着いて行うことです。それには普段から必要な栄養と睡眠を十分にとり、感染しにくい体力と免疫力を蓄えておくことが最大の新型インフルエンザ対策です。 *厚生労働省や外務省、各都道府県においても電話による相談窓口を設置しています。
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